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たった、8歳の子供の放つ魔法とは到底思えない強力な魔法に呆然としていたマスターはその声に、正気に戻った。
「あ。そうね」
少し考えて言った。
「特例を認めましょう。ランク試験については、他の帝や王の意見も確認してみなければなりません。日程は、改めて話しましょう。」
「判りました。」(解除)
それと、同時にレオンの体は一瞬光に包まれ、髪が元の金色に戻ったと、同時に汗びっしょりになっていた。
「はあっはあっはあ。」
「な?どうしたの?」
「え?ああ。魔力高すぎて、疲れるんですよ。普通扱える魔力じゃありませんからね。」
「大丈夫なの?」
「ふう・・平気ですよ。何回もは、まだ辛いんですけどね。僕。まだ8歳なんで。」
そう言って、苦笑した。
「つまり・・体が出来てないから、大きな魔力はきついと?」
「はい。そうです。」
「では、登録は、慌てなくても?」
レオンは、頭を掻くと言った。
「いや。早めに登録して、仕事しないと、僕、住む所も無いんですよ。実は。」
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