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緑里と佐東が知り合ったのは1年の最初のテスト順位が知らされたとき。
廊下に張り出された結果を見に来ていた佐東が緑里に捕らえられたのだ。
「やあ、君が雄成君だね!」
「……は?あんた誰?」
「俺は緑里貴斗!君の上の順位の貴斗だよ!」
「…………。」
緑里は、言えば嫌味に聞こえるようなことをさらりと言う。
しかし、うざさは満点だが憎しみはわいてこない。
何故か。彼のオーラとか雰囲気なんかがそう感じさせるのか。
それ以来、緑里は佐東に一方的に話しかけるようになり、いつの間にか仲良くなっていたのだ。
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