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……
「雄成、雄成」
英語の授業中にも関わらず、緑里は前の席で居眠りこいてる佐東にひそひそと声をかける。
「今、君と初めて会ったときのことを思い出していたよ。君、つれなかったよね」
聞こえているかとかそんなのお構いなしににへらと話しかけた。
佐東は本気で寝ているのかあえて無視をしているのか、相変わらず机に突伏している。
英語教師は、そんな自由奔放な二人を睨むも、下手に口を出すときっと電波が飛んでくるか言い合いで負かされるかするとわかっているため何もしない。
ある意味で問題児な二人に心の内でため息をついた。
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