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「それで…」
ぴきー…ん
緑里の背景にベタフラ的な雰囲気が浮かぶ。
その直後、ふらりと揺れたかと思うと突然床にどさり、と倒れた。
「で…、!み、緑里君!どうしました!?」
教師は睨んでいたためかいち早く異常に気付き、慌てて尋ねた。
同時に、教室の生徒もざわざわと騒ぎ始めた。
佐東も、ちらと緑里を見た。
「…。大丈夫です、俺が保健室に連れてくんで授業進めてください。」
「あ、ああ…。では、任せましたよ…。」
佐東は緑里を俵担ぎの要領で抱えあげ、呆然としている教室を後にした。
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