一章 幻想入り

2/2
前へ
/230ページ
次へ
周りには木々が生い茂っていて木以外は何も見えない 仕方無く空を見上げてみる と そこへ箒にまたがった少女が飛んできた 紙袋(・・・なんだ、ただの魔女か・・・ ん?魔女だと!?) 少々反応が遅れたがまだいける!! 機械920道具『ザ・スーパースピーカー』 半ばパクリのような名前の スピーカーを取り出して大声で助けを求める 紙袋「助けてくださ~~~い!!」 余程驚いたのか少女はバランスを崩して箒から落ちそうになった やっとの事でバランスを取り戻した少女はこちらに向かって飛んでくる よく見ると猛スピードだ!! 紙袋「ちょっ、まって、ぶつかる!!」 激突するかと思いきや少女は 目の前で止まった 魔理沙「人が気持ち良く飛行してるのに急にデカイ声出しやがって、危うく落ちかけたぞ!!」 恐怖と驚きで冷や汗が出る 紙袋「す、すみません、少し困っていたもので」 少し焦りながら言う 魔理沙「困ってるって?」 もう気にしていないようだ 紙袋「ここがどこか教えてくれませんか?」 魔理沙「ははぁ、お前もしかして外来人だな? ここは幻想郷っていうんだ」 紙袋「・・・幻想郷? ・・・外来人??」 魔理沙「詳しくは・・・ 少女説明中・・・」 紙袋「つまり俺は、何らかのキッカケで俺の住んでいた世界から普通なら来ることのできないここ、幻想郷に来てしまった そういう訳ですね」 魔理沙「まあ、そんなところだな そうだ、まず博麗神社にでも 行ってみるか? あそこなら連れて行ってやるぜ」 紙袋「神社?お祈りでもするんですか?」 魔理沙「お祈りはしないけど 賽銭なら入れるかも知れないぜ」 紙袋「???」 魔理沙「まあ、行ってみれば分かるさ 私は魔理沙、普通の魔女だぜ     お前は?」 紙袋「俺は紙袋、どこにでも居るサイボーグです、ヨロシク!」
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加