『第一章 暗黒の闇』

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そこは、異世界の国…ミユヒィール国―――― 真っ黒な雲に覆われ、街や草花や小鳥のさえずり、そして、草、木が青々と茂っていたのが、一瞬にして枯れ…。街は、火の海になり、 人と動物達が死んでゆく。そんな中…。 城では、危機を迎えていた。 『コツッコツッ――。』 靴の音が城中に響き渡る。 「ギャ―――――!!!!」 男の悲鳴が聞こえた。その男は、その場に倒れた。 その後ろには、数十人の男が剣を構える。そして、靴の音の主が言った。 「そこは、邪魔だ!!道をあけなさい!さもなくば…。」 すると、黒くて長い髪の中から、数百匹の蜘蛛がいっせいに、その場にいた兵士をに飛びつき蜘蛛の糸を出し始めた。 一人の兵士が 「わ――!!なっ何だ!!これは!!糸に絡んでうっ動けないぞ!!!」 と男は、顔が引きつった表情でもがく。 すると、男の目の前に蜘蛛が現れ、目を大きく開き恐怖のあまり、汗を流す。 「うっ、嘘だろ!!!マジかよ――――!!」 蜘蛛は、大きな牙を剥き兵士に襲いかかった。 「ギャ―――!!!!!やっ、やめろ――――!!!!」 と言った瞬間、蜘蛛が鋭い牙で兵士の頭を喰いちぎり兵士の首から、血が飛び散り、ドクドクと流れ出し倒れた。
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