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やがて辺りがオレンジ色に染まる頃、五代達が2人を迎えにきた。
『さぁ帰るぞ蓮斗』
『うん!いこあおいちゃん♪』
『うん♪』
2人は再び手を繋ぎ五代達の方へ駆けつけた。
『五代さん、今日は荷物整理のお手伝いや、葵の子守までして頂いてありがとうございました。』
晃瞑が頭を下げると、五代は頭を掻きながら
『いやいや気にしないでくださいよ♪
それよりこれから息子のこと頼みます』
と五代も頭を下げた。
『ええもちろんですよ。なんなら明日から毎日うちの道場へ来てください♪
その方が葵も喜びますので…』
それから4人でいろいろなことを話しながら家へ帰っていくのだが、
『ええっと、そこが晃瞑さんの家ですか?』
五代は自分の隣りの家を差した。
『はい、もしかして私達の隣りが五代さんの家ですか?』
『はい♪』
4人が驚いていると、家から奄美ともう一人の女性が出てきた。
『あら、お帰りなさい。
さぁ蓮斗、お隣さんと親睦会始めるから早く手を洗いなさい』
『千枝(ちえ)、これは一体?』
『親切なお隣さんが親睦会開いてくれるって♪』
千枝と呼ばれた女性はにっこりと微笑んだ。
『あおいちゃん、僕たちおとなりさんどうしなんだって。
これからもよろしくね♪』
『うん♪』
そしてこの後すぐに行われた親睦会は、大成功に終わった。
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