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あれから10年の月日が流れ、
俺、剣菱蓮斗は今日から夢の高校生活を送ることになる。
ガキの頃から習っていた晃瞑流総合武術も、師範の晃瞑さんがいうにはマスターしたそうだ。
でも俺は週に何回かは道場に通っている。
俺はこれから通う白波高校の制服に袖を通し、ネクタイをしめた。
その瞬間、
『おきなさい蓮!!』
バタンッと開いた扉からは、
俺に向けてドロップキックをしている同じ高校の制服を着た幼なじみがいた。
なるほど、今日はピンクか…
ってしまった!!
『ぐはっ!!』
俺は幼なじみのパンツに見とれてドロップキックをかわせなかった。
『なんだ、今日は起きてるのか。
つまんないの…』
こいつが10年前に俺の隣りに引っ越してきた可愛いらしい女の子だった久遠葵だ。
容姿はあれからさらに可愛いくなったのだが、
性格は中学のころから俺にだけキツくなった。
小学生のころは毎日大好きって言ってくれてたのに…
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