独占したくて仕方ない(EDside)

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独占したくて仕方ない(EDside)

カリカリカリカリ……… 聞こえてくるのはペンを走らす音と、紙が擦れる音。 目の前にいるアンタは下ばかり見て、漆黒の瞳に映っているのは俺じゃない。 こんなに近くに居るのに、アンタの瞳にはペラペラの紙しか映ってない。 ほんの少し、ほんの少しの距離。 少し動けば触れるコトが出来る距離。 その漆黒を独り占めしたい。 その漆黒に俺を映して、その唇で俺に甘く囁いて… 「………鋼の?」 「…何?」 「いや、何のつもりかな?」 「何が?」 「私の膝の上に座ったりして君は一体何がやりたいのかなと聞いているんだが?」 「別に、いいじゃん、たまには」 「仕事が出来ないんだが…」 「いつもしてないくせに」 「失礼な、これでもちゃんとしてい…「見て」」 「…何をだね?」 「こんなペラペラの紙ばっか見てないで、俺を見ろよ//」 「鋼の……クス、紙に嫉妬かね?」 「うるせぇ//」 「クスクス…かわいいな、君は…」 「…かわいいゆーなアホ大佐//」 俺の全てをあげるから、 アンタの全てを俺にちょうだい? END エドの独占欲。 エドたんは増田のコトが大好きなんです
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