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カニバリズムな衝動
東方の小さな村
そこでおきた、残虐とも言える事件
被害者は20代前半の美しい女性
見つかった女の遺体は、何者かに喰い千切られたのか、所々が抉られ、骨までもが露わなっていた。
臓器も、所々無くなっていて、しかし、そんな惨状であるにも関わらず、女は幸せそうに微笑みを携えていた。
ただ、唯一、傷一つ付いていない顔に、笑みを浮かべ眠る女は、なんとも奇怪なものであった。
女を殺したのは、女の恋人だった男
捕まった彼は酷く穏やかに、満足そうに微笑んでいた。
殺害理由を問う男に、彼は言った。
「これは僕の望みでもあり、彼女の望みでもあるんだ。
彼女が死んだ?彼女は死んでない。僕と彼女はあの夜、本当の意味で一つになったんだ。彼女は生きてるよ。なぁ、そうだろう……?」
彼は、至極穏やかに微笑み、自分の腹を撫でていた。
まるで『ソコ』に彼女が『いる』かのように………
「で、結局何だったわけ?」
漆黒の男の膝に座る金色の子は問うた。
「…彼はその恋人を食べたんだよ」
「うげー何ソレ…悪趣味ぃー」
眉をしかめて舌を出す金色の子に、漆黒の男はクスクスと笑いながら、金色の子の眉間に唇を落とす。
「人間喰うとかありえねぇ…」
「クスクス…そうかな?」
「そうだよ、俺には理解できないね」
「私は男の気持ちがわかるよ…エドワード……」
「は?たい…Σんッ//」
カプッと首筋を甘噛みすると、金色の子の躯がピクッと跳ねる。
「ゃ、大佐ッ////」
「……愛してるよ…エドワード……」
「……ん…///」
漆黒の男の唇が金色の子のソレを優しく塞いだ。
私もね、時々君を喰べてしまいたくなるんだよ…
君の肉を、血を、全てを、私のものにしてしまいたくなる。
だがそうしてしまうと、君と触れ合い、笑い合うことはできなくなってしまうだろうから…
だから、君が側に居て、私から離れることがない限り、この衝動には、蓋をして、鍵を掛けて奥深くに閉まっておくよ……
君を愛するが故の狂った感情…
カニバリズム=人喰い
ロイさんが危ない人になってしまった(((´Д`;))
ロイさんファンの方すいません…
エドたんを超狂愛してるロイさんでしたとさ←
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