その1 ~天井裏からこんにちわ~

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「なぁんでですかぁ」 「寒いからだ。」 外では寒気風が吹き木々は虚しく揺れている。僕の心も虚しく揺れている。…あぁ…彼女欲しい… 「水族館行きましょう水族館!!」 「やだ」 「行きましょうよー!歩さん車持ってるじゃないですかぁー」 「…なぜ知っている」 「免許証見たから」 「いつ」 「昨日」 「どこで?」 「歩さんの財布の中で」 なるほど、だからこいつ僕の年齢わかったのか…。ってか幽霊って基本物に触れないんじゃなかったのか? 「行きましょう!!水族館」 「一人で行ってこい」 「うぐっ…ひっぐ……ぐすっ」 「泣いても駄目だ」 「wwwwwwwwwwww」 「笑っても駄目だ」 「あーきのゆーうーひーにてーるやーまーもーみぃじー」「歌っても駄目だ」
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