その1 ~天井裏からこんにちわ~

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すっかり長湯をしてしまった僕は火照りを取るためベランダへと出た。 これが月給十万以下の人間が過ごす生活だろか… もう近所迷惑なんて気にせず僕は高らかに笑った。もう笑った。なんか笑った。やるせなく笑った。しょうがなく笑った。風が吹いた…ぼくらの旅はまだ続く… やっと自分の痛さに気付いた僕はさっさと眠るべく二階への寝室へと向かった。
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