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雫たちが食べ始めてから少しして、棗たちが帰って来た。その姿はそれぞれで、いつもの四人は険しい顔をしており、亜紀は涼しい顔、涼真は何故か顔を少し赤らめていた。
雫「涼真ちゃん、どうしたの?」
涼「いえ…何でも無いです…///」
そう言う涼真は赤みを誤魔化す為お弁当を急ぎ食べ始めた。
雫はこれ以上は意味が無いと思い顔を上げた。
いつもの四人と亜紀が優に近い位置に陣取り威嚇しあっており、優が困惑しているのが見えた。
小百合はそれを見て笑い、猿が嫉妬の炎を燃やしているのも見えたが視界から排除する。
賑やかで平和な(?)昼食。自然と頬が緩む。
雫(こんな賑やかな食事なんて何時ぶりだろう。)
空を見上げ、過去を思い描く。
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