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雫が頭を悩ませていると裕香が近付いて来た。
雫「横峰さん?」
裕「ここは任せるんだよ!」
本当大丈夫か?と思う雫だが、自分には打つ手が無い為裕香に任せる事にした。
裕「先生!コレ食べて元気出してください!」
そう言ってポケットから飴を出し美羽へ差し出す。
雫「え?飴?」
そんなモノが出て来るとは思わなかった雫は驚き、若干呆れた。
雫「いや…流石に飴じゃ 鳩「くれるの?」 え゙?」
いつの間にか泣きやみ、目を輝かせ飴を見る美羽。その姿は正しく子供。本当に教師なのかと疑いたくなってしまった。
裕「はい!沢山あるから大丈夫なんだよ。」
自身も飴を取り出して舐め始める裕香。
コロコロと飴を口の中で転がすチビッコ二人に小学生のそれが被って見えたとかそうじゃないとか。
───
──
─
鳩「じゃあ今日はここまで!じゃあね。」
飴を未だに転がしながら出て行く美羽と入れ違いに花井が入って──
花「連絡事項なし、帰って良し。じゃあな。」
こなかった。
余りの早技に固まるクラスだが、すぐに「あの人だから」と割り切り帰り始めた。
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