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俺は来た道を戻って雨遊ところに。
そして何故か、雨遊の頭をぽんぽん……なんてしてしまった。
しかも「や、なんか……寂しそうだった…から?」なんて言ってしまった。
恥ずかしい……。
俺は何を…?……はぁ……
いつもこんなことしないのに、俺ってこんなだったか?…前はもっと冷静に物事だって考えて行動していたし、ポーカーフェイスだったような…。
だから、照れることなんて、絶対なかった…てか、女子と関わることも余りない。
しいて言えば告白される時にくらい。
どうせ、断ってる…『無理』ってね。そして最後には大抵『もっと優しい人だと思ってた』と言って、泣いてその場から去ってしまう。
…それは、お前が作った理想の俺だろ?
と毎回のように思う俺。
でも、アイツだけは…
雨遊だけは…違っていた。
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