第一章

3/7

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
それは、突然のことだった。 いつものように退屈な学校に行き、楽しくもない会話を友達として、偽善者ぶって困ってる人を嘘の笑顔をつくりながら助けた。 そして私はまた思う。 何のために生きているのかと。 しかし他人には決して本当の自分を見せず、道化を演じたりしている。 私は、他人に自分の事など知られたくなかったからだ。 だから、自分の事を洗いざらい話してしまう人の気持ちがわからない。 私はいつも他人の幸せ話を舌打ちしながら聞いているだけだ。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加