第一章

4/7

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
そんな私を、あろうことかうっかり他人に見られてしまった。 というか、見透かされてしまったのだ。 斯榮惷(このえしゅん)。 彼は人気者で、誰からも好かれている私のクラスメイトだったのだが、なんとなく話した事がなかった。 なのに、ある日の放課後私が日誌を書いている時、彼が話しかけてきたのだ。 「臆病者」 と、ただ一言だけ。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加