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ここで次なる展開に移る前に、不本意ながらこの話になくてはならない存在『母』について紹介したいと思います。
俺の母は2009年現在37歳の重度のギャンブラーである。
―――というか俺の年から考えて、20歳で俺生んだのかよ...
若かりし頃は遊び人だったとみた。
え~、母は朝パチンコに出かけると『ニュースZERO』が始まる頃まで帰って来ない事も珍しくは無く、さらに儲けを持って帰ってくることもほとんど無いという『駄目な大人』を絵に描いたような人間です。
挙句の果てには、俺には今2歳の妹がいるのだが、母が朝からパチンコに行っている間の妹の子守り役として学校を休まされることもしばしば.....
しかも用途のわからない多額の借金を抱えているらしく、いつも『返済のため返済のため』と言いつつ、俺の月の稼ぎを根こそぎ強奪していくことなんかもよくあります。
.....まぁ実際はその俺の金の使い道は博打によって消え失せるわけで...
もっと酷い例を挙げると、過去に数回だけ俺に『近所の人から金を貸してくれるよう頼み込んでくれ』とまで命令したこともある程だ。
今更になってこそ最近は深夜に工場でちょくちょく仕事を始め出したが、その仕事も....
『もう今日はしんどいから休もっか』
『今日は酒飲んでるし危ないから、工場には風邪って言っとこか』
『外食してきて気分良いし、今日は休むわ』
etc......。
未だ全く改善の余地無しです。
というかよくクビにならねぇなお前...
今の父の七光りを尊敬するよ。
―――と、まぁ大体こんなものかな。
これだけでも俺の母の自堕落ぶりが目に浮かぶはずです。
正直、息子として恥ずかしいです.......
.......な~んてこともなく、俺はここ数年前から『実は俺の本物の母親は別に存在するのでは...?』なんていう、儚い幻想を抱いていたりします。
俺の本物の母よ
もし存在するのなら名乗りあげて見てはくれないか。
2%くらい期待しておく。
母よ、俺はぜってぇあんたを許さねぇぞ...。
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