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その男子は私の横を走って通りすぎて行った。
何の緊張もなく、ただこれから待ってる高校生活を楽しもう😃
というものが伝わって来た。
「あぁゆー感じの人もいるんだぁ‥顔見れなくて残念‥」
私は何を感じたのかその男子のことを頭で考えてしまった。
「なんか…不思議‥」
そう思いながら学校に着き、教室の前まで来ていた。
「1年2組ここだぁ」
ガラァッ
「おはよ~このクラスの子?よろしくぅー」
「おは☆仲良くしてね」
「ヨロシク!」
「えっ私に声かけてくれたやっぱ高校は違うんだ☆」
すでに私の心はキラキラした物で満たされていた。こんなに高校っていいものなの⁉
と思った時‥
「ねぇあの子ブスじゃない?」
「真面目そー」
「あのめがね高校じゃないよねぇ」
小声みんなが言い始めた
そして、
「俺あいつと同じ小中学だったけど、ずっとめがねのことでからかわれ続けてたぞ!!中学校のあだ名なんかめがねちゃんだってよ☆」
「うけるー」
「あはははー」
もう泣きたい(>_<)
高校なら楽しい学校生活が待ってる☆
そう思ってたのに‥。
私に楽しい事なんて一生来ないんだ。
私は聞かないフりして席に着いた。
「昨日のテレビ見たぁ?」「俺見た!」
みんなの会話はすぐ元にもどった。
だけど‥この時の印象は‥みんなの頭に残る事になった。
こんな最悪な状態で入学式を終わり‥
最悪な学校生活がくるのだと、私に感じさせたんだー
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