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小さい頃は沢山の思い込みがあった。
この世は神様が造ったものだと思っていた。
神様があたしに命を与えて、どこか空の上の遠い遠い世界から、あたしの行いを見守っていてくれてるのだと思っていた。
いいことをすれば天国にいけ、悪いことをすれば地獄という怖い怖い世界に逝かなくちゃいけないんだと思っていた。
日本で一番偉いのは、総理大臣で、次に警察が偉いんだと思っていた。
そして警察の言うことは絶対で、悪いことをすれば警察に捕まって、正当に罰を与えられると思っていた。
神様が神様であるように警察は警察というもので、自分と同じ『人間』とは別ものなんだと思っていた。
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