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『おちこぼれ』の矛先は『お気に入り』へと向かった。
問題はここにあった。
『おちこぼれ』の彼女達は、最終的に正しい答えをだす優秀な彼の『お気に入り』を、イジメのターゲットとして選んだ。
少しでも気取った答え方をしたり、鼻につく態度が垣間見えると、神崎が大きく両手で拍手する背景でわざと皆に聞こえるようにクスクスと笑った。
神崎がそれを指摘するとまた彼女達は彼の『お気に入り』を睨みつけて、同士で何か囁き合いながら、クスクス、クスクスと笑った。
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