背徳教師

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ただ、彼女は やっぱり強かった。 悪口を言われても耳を貸さず、靴や教科書が無くなっても冷静に対処し、 変わらず芯の強い瞳で前を見据えていた。 あたしはそれを見て彼女に敬意と安心を感じたし、特に何もせず相変わらずの自分の生活を送っていた。 彼女なら大丈夫、 根拠はないけど確実にそう感じていた。
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