バツ1の理由

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10代の時に宮廷に入り、相談役として活躍していたわし。 この頃になると王はわしの意見を聞かなければ動けないほどになっていた。 宮廷入りした女のほとんどは王の寵愛をうけていたが、わしはこばみ続けた。 決して王が嫌とかそういうのではなく、寵愛を受けてしまえば自分の実力でここにいることが嘘になってしまう様な気がして。 当時はわしも若かったのだ。
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