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「ごめんなさいね
純ちゃん。
あなた一人残して私が死んじゃったからいけないのよね。
これからはずっと一緒よ!!」
「母さん‥!!!」
その会話を聞いた佑樹さんが立ち止まった。
「えっ‥??
今何て言った??
死んだとか何とか
言わなかったか‥!??」
佑樹さんは俺達の方へ振り返り尋ねてきた。
確かに言った
俺もちゃんと聞いた。
俺は佑樹さんに向かって頷いた
すると佑樹さんは男に視線を向けると
「おい!!
邪魔して悪いが今君の母親が死んだみたいな事言ったけど何なんだそれは??
本当に死んだって意味じゃないんだろ??
だって本当に死んでたらおかしいじゃないか。
死んだ人間が現れるわけないし
幽霊なんてのもあり得ない。」
「いえ‥
母親は確かに二年前病気で死んだんです。
だからこうしてまた会えたなんて自分でも驚きました。
まるで夢を見ているようで‥」
男は何とも嬉しそうに話した。
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