夢の世界

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その話が本当なら 今目の前にいる母親は何なんだ?? 幽霊?? あり得ない あり得るわけがない!!! そんな非現実的な事なんて‥ 「はっ‥ 冗談はやめてくれ!! 何かの間違いだよ。 お前の頭がおかしいのかもな!! ところですいませんが 電話をお貸し頂きたいのです。 よろしいですか奥さん??」 佑樹は母親に話しかけた。 だが無反応 何も答えようとしない。 「母さん!! 電話を貸してほしいんだってさ。 貸してあげなよ!! それからお前って言わないでくださいっ!! 僕は相澤純です。」 男改め相澤さんはそう言った。 「そんな事より純ちゃん!! これを飲んでちょうだい!!」 母親はエプロンのポケットから小さな小瓶を取り出した。 「何これ母さん?? 薬か何か??」 相澤さんはその小瓶を手に取り眺めた。 色は透明だが水ではないようだ。
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