夢の世界

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「何で急に扉が閉まるってアナウンスが流れたのかなぁ?? しかもどこから?? 誰が?? それに相変わらず運転手さんはいないみたいだしさ。」 景子が首を傾げながら話した。 「確かにそうだなぁ。 なぜだかさっぱりわからん。 おかしなバスだよ まったく。」 腕組みしながら佑樹さんが言った 俺は窓からずっとあの二人を見続けている。 ただの勘違いで何も起きなきゃいいんだけど‥ そう思っていた矢先 異変が起きた。 「ちょ‥ ちょっとあれ何??? 何なの‥!????」 景子が震えながらバスの後方を見つめている。 すぐさま俺達も後方を見た。 すると大きな鎌を両手に持った数人がぞろぞろと歩きこちらへ向かって来ていた。 「なっ‥何だありゃ?? 狩りでもするのか??」 「それはない!! こんな時間に狩りなんて普通はしないだろう。」 大吾の言葉にたいしすぐさま俺が否定した。 「じゃあ何??? 何なのあの人達???」 景子の問いかけに誰も答えられなかった。 わからない。 あの人達は何をする気なんだ!??
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