夢の世界

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「くッッ‥ もう駄目だ 間に合わない。」 佑樹さんが呟いた。 「そんな‥ じゃあ相澤さんはもう‥!??」 大吾は悔しそうに外を眺めている ビチャビチャッッ!!!! グチャッッ!!!! 「なっ‥何だ!????」 突然聞こえてきた気味悪い不快な音に驚いた。 音のした方向を見ると窓に赤い物体が付着している。 ドロドロと窓にへばりついていた それが何なのか俺達は嫌でもわかってしまった。 肉片 人間の血肉 内蔵なような物もくっついていた それはきっと相澤さんの体の一部 めちゃめちゃにされてしまった相澤さんのだ。 今にも臭ってきそうだ。 怪しげな人達は相澤さんの肉片を掴んではバスに向かって投げてきていた。 ベチャッッ‥ ビチャビチャ‥ ベチャベチャッッ!!!! バスの窓は一気に真っ赤に染められていった。 相澤さんは無惨な殺され方をされた どうしてこうなってしまったんだ 助ける事が出来たのに 結局 相澤さんは死ぬ事になってしまった ちきしょう‥‥
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