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「ちょっ‥ちょっと!!!
あの人達がこっちに向かってきてるよっ!!!!」
「何だとッッ!!???」
怪しげな奴らが変わり果てた相澤さんの体をズルズルと引きずりながらこっちに向かって歩いている。
「なっ‥何だ???
何する気なんだよ‥!??」
大吾は怯え俺にしがみ付いてきた
怪しげな奴らはどんどんとバスへ近付いてきていた。
そしてバスの扉の前で立ち止まると
フニャリとして動かない相澤さんの体を扉の窓ガラスへと叩きつけた。
バンッッ!!!!!!
恐怖に歪んた表情で目を見開いている相澤さんの顔が窓ガラスにべったりとへばりついた。
「イヤァァァァーーッッッ!!!!!!」
景子がとてつもない悲鳴をあげ倒れ込んだ。
「けッッ‥景子ちゃんっ!!!!」
佑樹さんが景子の体を抱き起こした。
きっとあまりの衝撃にショックを受け気を失ってしまったんだろう。
無理もない
あの相澤さんを見てしまったら俺でも倒れそうだ。
何ともおぞましい‥
奴らはただ恐怖で固まる俺達を見て嬉しそうに笑っていた。
そんな奴らの顔が見えた途端更に驚いた。
奴らの顔は皮膚が焼き爛れたようにぐちゃぐちゃになっている。
歯茎や頬骨が丸見えだ。
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