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今回の癌の事は母は
あんまり話してくれなかった。
少し話すと怖いから聞かないでとか
見せてみて？どこ？
と聞いても
恐ろしいからやめとき…
なんて言う…
父も一緒に病院に後日行ったらしいので知ってるはずなのだが
私には詳しく話してくれなかった。
それから三ヶ月たった頃
抗がん剤治療も病院に通いながら定期的にいっていたらしく薬をのんでは吐き
の繰り返し…
次第に
お母さん死んだら
ひろこちゃんどうする？
ちゃんとしっかりしなあかんねんで？
孫が二十歳になるまでは生きてられへんな…
そんな言葉が増えてきた。
死ぬわけないやん
うちのお母さんやろ！
全く想像出来ない！
こんなかわいいお母さんが死ぬのなんか全く想像できひんよ！
と 言い返した。
うん… ひろこちゃんと
美味しいもの食べに行く約束してるしな！
早く味覚が治って食欲でたらいっぱいご馳走したげるよ！
なっ！ お母さん！
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