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異様に喧しい音が耳に入る。
鳥の囀り…ではなく、目覚まし時計。
実際のところ、これは無くても起きれるんだけど、無いと不安だ。
「今日からついに…へへへっ。」
ついついにやけてしまう。
危ない危ない…誰かに見られたら恥ずかしいってレベルじゃ済まないよ…。
とは言っても、一人暮らしだから家の中で僕は文句を言われない。
うん、自由なのは良い事だ。
まあ、そんな事よりも朝食が優先しよう。
トーストを口にくわえながらも、準備は進める。
時間を無駄にはできないしね。
…それから10分。
「よし、行こう!」
気合いは十分。
今日から始まる新しい生活にワクワクする気持ちが隠せない。
今の僕の口元は、少し緩んでいる筈だ。
戸締まりは完璧。
この家は、鍵を持った人が家を出ると、自動で鍵をロックしてくれる、オートロック式だ。
これが意外と助かる機能なんだよね。
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