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姫華の寝顔をじっと覗き込んでみる。
綺麗にカールした長い睫毛。
小さくてすっと通った鼻筋に、ぷるぷるとした柔らかそうな、形のいい唇。
お酒を飲んで、ほんのりピンクに染まる頬。
ふわふわの、緩く巻かれた栗色の綺麗な髪。
姫華を形作る全てのものが、愛しい。
どんなにイライラさせられて、振り回されて、……でも、こうして二人きりでいるとつくづく思い知らされる。
―――やっぱり俺、姫華のこと大好きなんだ…。
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