隆文、という男。

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    「ふぁあ、あ~…」       ―――翌朝。     ソファの上で目覚めた俺は、大きく欠伸と伸びをしてのそのそと体を起こした。     ベッドはすでにもぬけの殻で、その代わりにテーブルの上にはご丁寧に書き置きが残されている。     『昨日はいきなり来てゴメンね。朝からバイトだから起こさないうちに帰るね      姫華』     それだけのシンプルな内容。    
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