秘密

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    「隆文~! 見てみろよ!」     声が聞こえるのとほぼ同時、俺は背後から不意打ちのヘッドロックを決められ、危うく食べかけのカレーライスに顔を突っ込みかける。       何とか耐えて振り向いた先に、携帯のディスプレイ。       「見ろよ! ついに姫華ちゃんの番号ゲットしたんだぜ!」     『姫華』の名前に反応して携帯をマジマジと覗き込む。       そこには、確かに神崎姫華の連絡先が表示されていた。    
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