姫華、という女性。

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    俺と、古谷先輩。     どっちがモテるか比較したら、10人中10人古谷先輩を選ぶだろう。     というか、俺が勝てる要素なんて見当たらない。       そんな人に本気で告白されて、姫華はどう思うんだろうか?     考えるだけで、胸の中は不安と焦燥感で一杯になる。     だけど。             「も~頭痛いから大声出さないでよ…」     そんな俺の気も知らず、姫華は両のこめかみ辺りを押さえながら唸っている。    
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