02.プロローグ

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2008年5月7日 楽しかったゴールデンウィークも終わりまた退屈な学校生活が始まる。 入学してから一ヶ月がたち、クラスにも大分慣れてきた頃だ。 今は英語の授業中。 これが終わればあとは帰るだけ。 エリカは窓際の一番後ろの席に座っている。 前には小さい頃からの幼なじみの明日香が、その横には同じく幼なじみの晃司が座っている。 エリカの隣の席は高校で仲良くなった里沙。 この四人は何をするにもいつも一緒。 あまりにも授業が退屈なためエリカは隣の里沙とくだらない話をしていた 里沙『今日学校終わったら駅前で遊ばない?』 エリカ『いいね!行こう!』 里沙『でもたまには違う人も誘う?』 エリカ『うーん、そうだね!』 里沙『誰にする~?』 里沙は隣にいた恭子に話かけた 里沙『今日の帰り一緒に遊ばない?』 恭子『えっ?びっくりした。別にいいよ~』 里沙『よっしゃ!決まり!』 エリカ『ってか話すの初めてだね!』 恭子『そうだね』 里沙『クラスの輪が広がるって感じ~』 恭子『あっ、よかったら里奈と美咲もいい?あたしら三人で遊ぶつもりだったからさ~』 エリカ『全然いいよ~』 すると晃司が 晃司『なんの話?』 エリカ『今日学校終わったら、恭子ちゃんたちと駅前で遊ぶんだけどもちろんいくよね?』 晃司『あったりめぇだろ!』 明日香『あたしも~』 そんな会話をしていると授業が終わるチャイムがなる エリカたちは急いで片付けて遊びにいく準備をする。 すると里奈と美咲が恭子の席の回りに集まってきた 里奈『今日どこいく?』 恭子『今日はエリカたちと駅前で遊ぶ。二人もいくっしょ?』 エリカ『行こう?』 里奈『別にいいよ~。三人じゃつまんないしね』 恭子『何よ~それ』
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