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それまで沈黙していた軍人風の
男がタバコに火をつけ、
間を置いた後、喋り始める。
「大田は奴を捕まえるのに
必要な男だ。アンタにとやかく
言われる筋合いはない。」
男はジョナサンを睨みつける。
その眼力は有無も言わせない
力を持っていた…。
「【シェパード】お前が
この作戦に参加するとは
驚いたぞ。【番犬部隊】の
中でも最強の男と言われる
程の男をこの作戦に使う
必要があるのか?」
ジョナサンはシェパード
と呼んだ男に問い掛ける。
「アンタはアイツを…
【ピーターパン】を
舐めている。」
シェパードはタバコを踏み消し
テーブルに歩み寄る。
「前回のロス郊外施設突入
作戦も我々に回ってこない
から、ピーターパンをあっさり
逃がしてしまった。
奴の力を甘く見すぎだ。」
シェパードがジョナサンを
横目で見ながら、
皮肉めいた事を言い放つ。
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