海の向こうへ

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ここはとある国『日本』 そこにはある少年が眠そうな瞳で町を見ていた ??「さてさて、仕事も一段落したしなぁ……………ちょい旅でもしてみっか」 平和に満ち溢れ、人々の笑顔をただただ眠そうに見ている少年 彼の名は神堂結城 結城「海を渡ってみるか……………」 取り敢えず海を渡れば、旅らしく洒落込める ならば、と彼はそこに行く 結城「行くか、黒月(くげつ)」 結城は自分の刀へと話し掛けて歩き始める 結城「よぉ親父、海を渡りてぇ。ちょうど出る船は無ぇか?」 「お?仕事か?あるよあるよ!帝都スリフィアに向かう船が出るとこだ!」 帝都スリフィア 15年前に起きた、とある戦争で功績を上げた代表国である 結城「まあ、仕事じゃねぇんだけどなぁ…………んじゃ、ならそれに乗るか。いくらだ?」 「仕事でも無いのに勝手にどっか行ったら雫ちゃんに怒られるよ!5万7千円だ」 結城「うっせぇよ。ほら、6万だ。面倒だから釣りはいらね」 「あはは!ありがとよ!船はあの白い船だ、もうすぐ出るから急ぎな!」 結城「ああ、サンキュ。親父」 船場の主に礼を行ってから船へと向かう 船場の主の言うように、船はすぐに港を出た 結城は潮風に当たりながら離れ行く日本を見つめる 結城「ちょいっと行ってくるぜー」 眠そうな瞳を閉じて、考えるのをやめる 結城「おっし、着いたな!帝都スリフィア!」 スリフィアに着いた結城は離れていても目立つ高い城を見上げる 結城「ま、2、3日したら帰るしなぁ。遊ぶか!」 結城は愛刀の黒月を見てから 結城「羽目外さねぇ程度にな、黒月」 挨拶をする 傍目から見れば異様な光景だが、結城は周りなど気にせずに歩き始める しかし、問題発生 重大な問題だ 結城「あ、やべぇ!大して金持ってきてねぇ!…………仕方ねぇ、日雇いでも探すか………」
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