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左
「じゃぁどんなだっていうのよ!?」
右
「だからその…あれは…っ」
左
「ほらご覧なさい!
何も言えないじゃない!
もう良いわ!!
私達はもう終わりよ!
離婚しましよ!」
右
「り、離婚だなんてっ
ちょっと待ってくれよ!!」
左
「行きましょ
真一郎さん
あんな男、一秒たりとも一緒に居たくないわ」
真一郎
「や、
あの…
とりあえず俺への迷惑とかも考えてみようか?」
ルーズ右
「あ、あの…
お取り込み中申し訳ないんですが、
スニーカーソックス右さんはいらっしゃいますでしょうか?」
真一郎
「キャストが増えやがった」
右
「あなたは…
ルーズソックス右さん!
ど、どうしてここに!?」
真一郎
「出たよこの展開…」
左
「白々しい!
どうせいつものようにチチクリ合うためなんでしょ!?」
右
「だからそれは誤解だって!!」
ルーズ右
「そ、そうですよ!
何を誤解されているかはわかりませんが…
僕はスニーカーソックス右さんに相談にのっていただいていただけで…」
左
「相談…?」
右
「ルーズソックス右さんっ」
ルーズ右
「いいんですっ」
左
「相談って何よ?
あなた達、どんなイヤらしい相談をしてたっていうのよ!?」
ルーズ右
「僕の穴についてですっ」
左
「穴…?」
ルーズ右
「はいっ
実は最近、親指辺りの生地が薄くなってきていて…
今にも穴が飽きそうなんです…」
左
「ま、まぁ…」
ルーズ右
「もし、このまま生地がすりへって
万が一に穴が開いてしまったら…
僕はこの世にはいられなくなってしまう…」
右
「っ」
真一郎
「あれ…?
何だこの展開…?」
ルーズ右
「僕が捨てられるだけならまだいい!!
僕が使い物にならなくなってしまったら…家内は…家内も…っ」
右
「ルーズソックス右さん…っ」
左
「あ、あの
ルーズソックス右さんっ
あなた、今、家内って…?」
ルーズソックス右
「えぇ
ルーズソックス左の事です…
僕達、先週籍をいれたんです」
左
「あなた男性だったの!?
ご、ごめんなさいっ
私、てっきり…」
ルーズソックス右
「そうです…
だから、スニーカーソックス右さんと僕は決してやましい関係ではありません…っ」
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