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「恭平!!」
次は女の声で引き止められた
「委員長」
クラスの優秀な委員長だ
そして、ちょっとエロいらしい
そんな俺は、
「よっ変態」
一年の頃から“変態”で名が知れ渡っている
それは、母親の影響でもあった
「何ですか、委員長。つかその呼び方やめて下さい」
「悪い悪い、慣れでつい」
何が“つい”だ。完璧ワザとだろ
「そんな君に伝言だ。中庭に来てほしいって」
「誰が?」
「お前のファンの子?」
告白だな‥
とりあえず、俺は中庭に行った
上から委員長が見下げている(ウザイ)
「あの、恭平先輩。急にお呼びだてしてすみません。先輩、スキです!!!付き合って下さい」
…案の定
「君みたいな可愛い子に告白されて嬉しいけど。ごめんね?詰まらない男だから、止めておいた方が良いよ」
「せ、先輩」
後輩の子は上目遣いで見つめてきた
だけど、無視して教室に急いだ
俺は、モテる方だと思う。でも,タイプじゃないとか想いとは別に,“この子を壊してしまったらどうしよう”といつも悩んでいる
「恭平先輩。大事な話しがあるので,保健室に来てもらえますか?」
階段を上ろうとした時,二年生だと思われる女の子が立ちはだかった
「保健室?別にいいけど」
あえての保健室かよ
俺を誘ってんのかな?
んなわけないか…相手は二年生
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