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だってもう、ずっと前から俺には横山くんしか見えてない。
優しい声で俺の名前を呼んで、あったかい腕で抱きしめてくれる腕に全部を預けたくて、もう抜け出されへん。
「…横山くんになら、殺されるのもええかもしれへんね…」
自分で言った後に、いらんこと言わんかったら良かったって思ったけど、それが、本望やなんて思ったりもするねん。
横山くんとなら、なんだっていい。
二人の永遠が誓えるなら、死んでしまったってええと思えるんや、これはきっと歪んだ愛なんかもしれん。でも……いつか離れるのが怖いから。離れたくないから、今のままで居たいって、思うねん。
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