~至高~

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「に゛ゃっ!?べ、別に旦那とかじゃなくてっ!!た、ただ心配なだけよ!!」 "旦那"というフレーズに過敏に反応しながらもそこだけは否定した。 「まぁ、心配は心配よねぇ………。」 イジっていた葵も、心配であることには変わりない。頬杖を突きながら不満顔だ。 ガラガラガラーーバン! 「姉御ぉ!!頼まれた松坂牛デラックス焼き肉弁当十人前お持ちしやしたぁ!!」 「来たぁーーー!!こっち持ってきて!!今すぐ食べるから。」 扉が開いたと思ったら、ガタイの良い体育会系の男が両手に大きなビニール袋を提げて叫んでいた。 「あんたの心配はお昼御飯かぁーーーーー!!」 スパァーーンと小気味良い音とともに葵の頭にハリセンが炸裂する。
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