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美散
「…お兄ちゃん…」
そう、この古臭い喋り方をするのは私のお兄ちゃんの「筒状 美咲」。
美咲
「さ、美散。帰るぞ。待たせて悪かったな。」
美散
「ホントだよ、遅すぎ。」
私は素直に言った。
…だって本当に遅かったし。
お兄ちゃんに返事をし机に座っていたのから降り、鞄を持つとお兄ちゃんに近寄って歩いた。
そして、振り返り一言。
美散
「んじゃ、お先に。」
美咲
「それじゃ、さようならv」
麗・美利
「はい、さようなら…///」
お兄ちゃんが2人に笑いかけると2人は顔を赤くしながら返事を返した。
それを聞いた私はお兄ちゃんより先に歩き出した。
――――――――――
美散
「ところでさ、お兄ちゃん。」
美咲
「ん?なにかな?」
…まだ校内だからこの喋り方か…
美散
「んや、なんでもー。」
美咲
「俺に関係あるんだろう?なんだ、言ってみろ。」
この古臭い喋り方をする兄に
意地悪をしてみたくなった。
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