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意地悪をしてみたくなった私は
お兄ちゃんの手を引っ張って
校庭の大きな木の裏に回り
誰にも見られないように
お兄ちゃんを木に押しつけた。
美咲
「いっ…なにするんだ、美散」
美散
「お兄ちゃんがそんな喋り方するから…」
それを言うと私はお兄ちゃんの
顔に自分の顔を近づけた。
美咲
「Σみ、美散…こんな所で…///」
美散
「なにされると思ってる?」
美咲
「そ、それは…その…///」
お兄ちゃんは顔を逸らし俯いた。
こんなに可愛いお兄ちゃんが
女の子にモテるのだろう…
麗と美利が「カッコイい」と
言ってた。…有り得ない…
美散
「こんなとこでするわけない」
美咲
「……………へ?///」
訳が分かってないのか首を傾げるお兄ちゃん。
ああ、可愛い…。
可愛すぎなんだよ…ッ!!
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