ドン底に落ちるまでの日和

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今、俺は5歳上の親友Aに呼び出されて机を挟み向かい合わせに座っている 「頼む咲月!!」 もう机に頭を打ちつけてしまうような勢いで頭を上げ下げしている親友A 「俺の親に言われたんだけど…いくら親友でも借金の肩代わりするのは止めろってしつこく言われてんだよね…」 「借金…10万なんだ!!今日返せないって言ったら…肩代わりの人を作ったら最低あと2日は待ってくれるって…!!もし作れなかった時は……俺は……」 親友Aは顔を青ざめ、再度俺に借金の肩代わりを頼んできた 俺にとって親友Aは… 家が隣だったせいで小さい頃から幼なじみだった 親友Aの家族の事も知っていたし 嘘を言う奴ではなかったから… 俺は承諾した 「分かった…肩代わりしてやるよ…。本当に2日以内に返すんだよな?」 俺はその時… 肩代わりした事で どん底に落ちるとはこれっぽっちも思わなかった
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