ドン底に落ちるまでの日和

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次の日の朝 「行ってきます」 俺はいつものように 誰もいない家に一言呟いて学校に行こうと玄関をでた 「おはよう」 「あ…おはようございます」 門にいる見知らぬ人が挨拶してきたので適当に返事をして通り過ぎようとしたが俺の肩はガシッと掴まれた 「なっなんですか…?」 「これを見ればわかる」 俺は、よく見ると整った顔立ちをしているスーツ姿の男が右手に持っている紙を見る 「借金…返したんじゃないんですか?」 「夜逃げされた。よって借金はお前が払え。」 (よっ夜逃げ!?俺に昨日肩代わりさせておいて!!計画だったのか!?しっ仕方ない…10万払うか…) 「ちょっと待ってて下さい…。10万持ってきますから…」 「お前が払わなきゃいけないのは400万だぞ?」 男はフッと笑いながら俺を見下してくる 「なんで!?」 「利子…知らないのか?」
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