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「咲月なら1回のキスで借金1000分の1くらいは減らしてやるぞ?」
「何ですか…その微妙な数字は…」
と言いながらも俺の頭の電卓は勝手にカシャカシャと動きだす
導き出された答えは…
4千円
酷いです。あんまりです。
俺はフリーズから戻るとブワーッと涙がでた
「そんなに、嬉しいのか?」
フッと自慢気に笑った柳灰さんは返事も聞かずに俺の顎を片手で上に向かせて顔を近づけてきた
だから俺は…
持っていた学校の鞄の角を、柳灰さん目掛けて殴りつけた
その後、振り返る事もせず学校へと足を運んだ
最大のミスを犯してしまった事には気づかずに……
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