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「あのー、なぜ私が預けられないといけないのでしょうか?」
ハスキーボイスの人に言うと 優雅にワインを飲みながら ニッコリ笑いかけてきた。
「ん?うちの息子達を更正させてほしいんだ。どうもダメ息子達ばかりで困ってんだよね。」
「む、息子さんを更正?あたしに可能なんでしょうか?言っときますが、あたしあまり取り柄ないですよ?」
「ちょっくら軌道修正するだけでいんだって。話し相手くらいでも充分だよ。あ、そいえば名を名乗ってなかったね。僕、童 宗一郎=ワラベ ソウイチロウです。ヨロシクね、沙都子ちゃん。」
「あ、宗一郎さんヨロシクお願いします。」
がっちり握手をされたから 軽く会釈した。
‥て、なんて順応なんだあたし!! 色々 ツッコミたいとこだけど‥‥ 目の前の 爽やかな笑顔の宗一郎さんになんも言えなかった。
ちくしょー!!
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