君と歩む世界

お久しぶりの皆さん

こんにちは、茅島幸助だよ？

覚えてるかな？

覚えてなかったら真剣に泣きます。

まっ、覚えてない人は今後覚えてくれればいいや。

えっと、とりあえず今がどういう状況かという事を説明しようか。

時間的に言えばあれから一時間も経っていない。

そうです、一時間も経ってないんです。

それなのに、俺の顔は自分の顔を削り取ってまで皆に幸せを贈るあんパン野郎のように膨れ上がっています。

理由は簡単です。

皆にリンチされました。

孤児院に入って早々、正樹の飛び込み頭突きをみぞおちに喰らって死ぬかと思いました。

まあ、正樹も着地失敗して残念な事になったのでそれはいい。

次はそれ以上に恐ろしかった。

リビングに入ると、正樹以外が正座をしてこちらを睨んでいた。

すると、忍がいきなり立ち上がり、俺の頬目掛けて右フックをかましてきた。

もう痛いのなんの、思わず涙出てきたもん。

そして、『今度約束破ったらこんなもんじゃすまねえからな？』と言葉を残し、自分の部屋に戻っていった。

あの時の殺気はマジで怖かった……

それからもとことんやられました。