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ふぅ。
一段落だよ~。真紀ちゃん上手くいくといいね。
気付いたら隣で礼央くんが不思議そうに見ていた。
あ、目があっちゃった。
「奈央ねぇちゃん」
「ん?なーに」
「僕が送ってくよ」
「へ?礼央くんが?」
「うん」
ニッコリ優しく笑う礼央くん。
「夜道危ないよ」
いや、いや!
礼央くんが危ないよ。
私はいいよ。
「大丈夫。おねぇちゃん…お母さんもいるし」
もちろん嘘だけど。
こういう嘘は仕方ないよね。
「一人なんでしょ?」
…え。
礼央くんー?
「真紀ねぇちゃんのためなんだよね。優しいね奈央ねぇちゃん」
このこ気付いてる!!
すっ凄い。
「うん。礼央くん分かったんだね」
「分かるよ。奈央ねぇちゃん分かりやすいもん」
「アハハっそうかもね~」
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