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礼央くんはまだ手を繋いだままで、
公園のベンチに腰かけた。
「なんかすごかったね」
「うん!びっくりしちゃった」
「礼央くんがまさか居るとは思わなかったよ~」
「奈央ねぇちゃんに早く会いたかったから♪」
か、可愛いすぎ。
そんな笑顔をで言わないで~
学ラン着てるからなのかな、
礼央くんがちょっと大人っぽくみえる。
でも、笑うとまた幼い礼央くんで。
自然と笑みがこぼれそうになる。
「奈央ねぇちゃん?何かおかしいの?」
「え…あー…礼央くん可愛いなって」
「可愛いくないもんー!僕大きくて強いよ」
ぷくーって膨れてる。
もうそれが可愛いんだってば~!
「あはは、ごめんね。礼央くんっていくつ?」
「僕?一年生だよ」
え…小学一年!?
あら。でも学ラン着てるし…
違うか。
「もしかして…中学生?」
「うん!」
うわぁ。
礼央くん私と4つしか変わらないよ…
てっきり小学生かと…
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